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この試算を図表にしたものが14頁の図である。図表をみると、増資後の「損益分岐点」は20,000万円となった、利益2,000万円以上とするためには、売上高を25,000万円以上が目標となる。
この試算の結果では、売上高を25%増して、利益が2、(l00万円で現状のままである。利益を倍増の4,000万円を目標とするには、売上高を50%増とすればよいことがわかる。これをどう見るか、人によって意見が異なるであろう。
『こんなうまい話はあるのか』
『骨折り損のくたびれ儲だ』
受講者の皆さんはどう受けとめるだろうか。
設備投資のポイントは上記の試算の例でもわかるように、設備投資は固定費の増加となるから、投資後の売上高の伸びを期待できない投資は危険である。
一方、売上高を伸したいが、現有段傭では、目一パイだ、という企業も多い。敷地が狭まい、船台が古い、クレーン、引揚ウインチが弱い等による設備改善の計画をきくが、最近の物価高ではどれをとっても相当の資金が必要となる。

 

 

 

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